浮気を隠す方が悪か、スマホを勝手に見るほうが悪か

           
  • 2020.06.17 更新2020/06/17
  • 浮気
浮気を隠す方が悪か、スマホを勝手に見るほうが悪か

いくら配偶者とは言え、スマホを勝手に見るのはプライバシー権の侵害ではないかと言われることがあります。確かに、間違いではないと思います。では、明らかに浮気の証拠があるのにプライバシー権を盾にして、スマホの中身を隠してしまう行為とどちらが悪なのでしょうか。非常に悩む問題でもあると思いますが、少し考えてみました。

プライバシー権の侵害について

僕は法律の専門家ではありませんので、間違ったことや筋違いのことも書いてしまうかもしれません。

例えば、対象者のスマートフォンを勝手に見る行為が果たしてプライバシー権の侵害になるのでしょうか?仮に侵害になったとして、侵害をした行為者は法的に罰せられることはあるのでしょうか。

プライバシー権の侵害に刑事罰はありません。戦おうと思えば、民事裁判になるのです。また、相手が侵害をしたということを被害者側が立証しなければならない「立証責任」というものが付いて回るのも少々厄介かもしれません。

民事裁判しか戦う方法がないということは、あくまでも刑事訴追がないので、あくまでも相手側に損害賠償だとか慰謝料という形で金銭的な補償しか求められないのです。

浮気・不倫は倫理的な問題だけではない

では、一方で浮気や不倫は何が問題なのか考えてみたいと思います。

もちろん、浮気や不倫といった問題にも刑事罰はありません。法律上、罰することはできないのです。「された側」の精神的苦痛を金銭で賠償することだけしかできないのです。

特に体の関係がある場合は、「不貞行為」に該当する可能性が高いと思われます。夫婦の場合は夫婦関係にダメージを与えたり、婚姻を継続しがたい事由として離婚問題にまで発展するケースも多いと思います。そうすれば、やはり慰謝料の問題が出てくるのだと思います。

プライバシーの問題-不貞行為の問題

不倫・浮気に肉体的な関係があるということを前提にする場合、どちらの方が「悪」なのかと言われれば、僕は個人的には不貞行為の方が悪だと思っています。

裁判所の見解ではなく、法律事務所の見解なので一概に正しいとは言い切れませんが、僕のような個人の発言ではないので信頼度はとても高いと思います。

たしかに、個人のスマホを見ることはプライバシー権の侵害に当たるようです。ただ、それを公表するわけでもないし、暴力などを用いて収集した証拠ではないので、見て記録を残すくらいであれば、さほど違法性は高くないようです。

きちんと証拠として認めてもらえるようです。

慰謝料の金額だけで言えば、「スマホの盗み見による慰謝料額<不貞行為による慰謝料額」となるのが一般的のようです。ということは、不貞行為によって与える精神的被害がより大きいということになるのです。

こういうことを聞くと、扇動しているように思われるかもしれませんが、相手にもプライバシー権がありますから、そういったことをせずに追い込めるのが一番理想なのだと思います。正直、なかなか難しいですけどね。